研究者交流事業
JCCPは産油・産ガス国の石油関連研究機関等の要請を受け、精製技術の高度化や環境負荷低減等の研究手法の習熟を通し、将来の石油産業のダウンストリーム部門の現場に活かされる先端技術の開発に関わるより高度な人材育成を支援する事業です。
研究者受入
高機能触媒の開発といった国際共同研究事業が、サウジアラビアのキングファハド石油鉱物資源大学(KFUPM)やクウェートのクウェート科学研究所(KISR)を相手機関として平成4年度に開始しました。
産油・産ガス国からの研究者受入事業は、この共同研究の成功を側面から支援するために、平成5年度から開始しました。
この事業は、産油・産ガス国の石油関連研究機関等から推薦された研究者のニーズに応じ、国内の大学又は研究機関に1~2か月程度受入れ、協力・指導を目的として実施されています。
研究者派遣
平成19年度から現地への日本人研究者派遣を開始しました。
専門分野で実績を上げた大学名誉教授あるいは企業のベテラン研究者を主要産油・産ガス国の大学あるいは研究機関等に派遣(3か月間程度/年)し、相手機関のニーズに応じる形で、日常的に現地の研究者や技術者と接して研究開発活動等を行います。
産油・産ガス国研究者、技術者を現地で指導するとともに、研究手法の改善、今後有望な新しい研究テーマや課題への取り組みを進めるなど、相手機関の研究活動等の高度化・活性化を図ることに目的としています。